神職ブログ

Kannushi Blog

芝大神宮と紀尾井なだ万の結婚式

2022.08.09

芝大神宮の挙式

芝大神宮正面大鳥居

芝大神宮は、「江戸のお伊勢さん」として、

昔から沢山の参拝者が訪れる神社です。

御鎮座は、一条天皇の御代(平安時代後期)、

寛弘二年(1005)九月十六日、

御託宣により飯倉(現在の芝公園東京タワー、

麻布台二丁目ロシア連邦大使館辺り)の

地に鎮座しました。

挙式の前に親族紹介(100畳の間)

その社地は、丘陵地で穀倉地帯であったと言われています。

その創建より一千年を越えて信仰されている歴史ある神社になります。

参進の儀(巫女の提灯に新郎新婦が続きます)

江戸入府した徳川家康は江戸府内の

拡幅政策を行う為、慶長三年(1598)八月、

貝塚(現在の麹町・紀尾井町付近)

に在った増上寺の移転を行い、

その為、現在の地芝大門一丁目に

遷座されたと伝えられます。

源頼朝、足利尊氏も信仰をし、徳川家康より社領が寄進されました。

「江戸のお伊勢さん」と言われているように、主祭神は、伊勢神宮の御祭神

天照皇大御神(内宮)、豊受大神(外宮)の二柱を主祭神としてお祀りされています。

11月~2月限定のかがり火挙式の参進
幸合わせ福結びの儀

芝大神宮の例大祭は、毎年九月に「芝神明のだらだら祭り」として11日間行われ、

日本一長いお祭りと有名です。

また別名「生姜祭」とも言われ、葉が付いた、立派な生姜が沢山奉納され、

参列者にはその生姜が配られます。

オンライン挙式の画面
100畳の間にて友人参加
御本殿で挙式

オンライン挙式の場合は、お二人と親族が御本殿にて挙式、他のゲストは、100畳の間にて画面を見る

祭の時期が、丁度、夏から秋への季節の変わり目、生姜を煎じて飲んだり、

食べたりすることにより身体を温めて風邪など引かないようにしたのだ

と思います。祭の参道には、生姜小屋が設営され、甘酒などが振舞われます。

三献の儀
巫女舞
かがり火挙式の退下

芝大神宮の立地は、JR山手線の浜松町の駅より徒歩10分、地下鉄浅草線、

大江戸線の大門、三田線の御成門の駅よりそれぞれ徒歩7分の好立地の場所に

なりますので、新郎新婦を始め、ご参列の方々が遠方よりも集まりやすい場所となります。

御本殿の向こう奥には、参道より東京タワーが望むことの出来る良い場所にあります。

芝大神宮の特徴

芝大神宮の特徴として3つあります。

1つは、100畳の間

御社殿正面階段の横にある参集殿(100畳の間)、挙式時間の50分前より

ご使用可能となります。 

この時間を利用して、ご参列されるご親族様には、

こちらに集合を頂き、親族顔合わせを行います。

2つは、特別神事『幸合わせ 福結び』の儀

ご親族顔合わせを行ったあと、

特別神事『幸合わせ 福結び』の儀

をこの100畳の間にて行います。

これは、通常の神社のお札のように毎年新しい物に変更するというお札ではなく

新郎新婦様が結婚式の当日に、皆様の前で作成するお二人の一生涯のお札となります。

『幸』と書いているお札に、新郎様の名前を

『福』と書いているお札に、新婦様のお名前を

書いて頂き、その二つのお札を堅く、紅白の紐で結び付ける儀となります。

ご両家の親族の前で行いますので、緊張は致しますが、凄く盛り上がります。

出来上がったお札を挙式中は、ご神前にお供え致します。

お二人の家、新居の一生涯のお札になります。

3つは、巫女舞

挙式中に、巫女舞 豊栄舞を奉納してくれます。

これは、新郎新婦様から、神様にお喜び頂く為に

お供え物と同時に、舞の奉納をするのです。

新郎新婦の挙式において、神様=天照皇大御神様、

豊受大神様が、奉納された舞を喜んでくださいます。

そして、お二人の結婚を祝福してくださいます。

芝大神宮の挙式が終了致しますと、御本殿の前にて全員で集合写真を撮影致します

その後、参列者様は、先に階段を下りて、会談した、鳥居の前にて、新郎新婦様が、

階段を降りて来るのを拍手で待ちます。

挙式の終了、退下の合図としての大きな太鼓の音と共に、雅楽の伶人、そして新郎新婦

大きな朱傘を神職に差して頂きながら、二人は、巫女と共に階段を下ります。

階段下の鳥居の前には、二人を送迎する車、そしてお見送りのご参列者が待っています。

皆様の大きな祝福の拍手の中、二人は、車に乗って、芝大神宮を出発します。

今日は、挙式後、お庭の綺麗なホテルニューオータニの中にある、「紀尾井なだ万」

ご紹介致します。

芝大神宮から、車で、15分、赤坂見附の交差点を過ぎて、

弁慶橋を渡りますと、ホテルニューオータニがございます。

ここの1階車寄せに二人は、降りて、

会食披露宴会場へ向かうのですが、

その前に少し、お庭、日本庭園にて

スナップ撮影を楽しみます。

ホテルニューオータニの日本庭園には、

赤い橋や大きな滝、

美しい日本庭園にて

スナップ撮影を

楽しみます。

その御庭で、新郎新婦様のお写真や、ご家族様との写真を撮影した後、

ホテル新館にあります、「紀尾井なだ万」へ向かいます。

紀尾井と言うのは、このホテルニューオータニの横に走る

紀尾井坂から取った名前になります。

その名の由来は、江戸初期にこの地には参勤交代のため

の大名屋敷が、置かれていた場所になります。

その大名は、紀州藩徳川家、尾張藩徳川家、彦根藩井伊家の

屋敷が、ありましたので、それらの三家から一文字を

ずつを取り、「紀尾井」となっております。

紀尾井なだ万は、40名迄の

会食披露宴の大きい部屋(洋室)

がございます。

椅子とテーブルでのお食事に

なりますので、ご参列者様には、

すごくお喜び頂けます

日本料理の老舗なだ万の味を堪能ください。

紀尾井なだ万は、40名迄の会食披露宴の大きい部屋(洋室)がございます。

椅子とテーブルでのお食事になりますので、ご参列者様には、すごくお喜び頂けます

また、日本料理の老舗なだ万の味を堪能ください。

新郎家、新婦家が、ご親戚になる大切な会食披露宴になります。

新郎新婦様よりおもてなし

の心が伝わる、味と接客、

空間を紀尾井なだ万が

提供してくれます。

ケーキカットや、小さい鏡開きなども行ったりしながら、穏やかな時間を過ごすことが叶います。